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 POD2の使い方

0、はじめに

POD2で勘違いしやすいこと、

現在のノブの位置が必ずしも現在の状態でないことがある。
見た目と違って内部でどのような設定になっているかを覚えないといけない。

もし、こういった設定が面倒なのであれば「MANUAL」を点灯させておけば良い。
「MANUAL」が点灯していればノブなどは見たままの設定になる。
以降は「MANUAL」を点灯させない場合の説明になる。

基本的な戦略についての個人的な覚え書き。
上から番号順に読んで設定していくこと。

1、A.I.R.MODEの設定

A.I.R.MODEは後ろの切り替えスイッチ。
ギターアンプに繋がないなら「DIRECT」にする。
ヘッドホンを繋ぐと強制的に「DIRECT」に設定される。
アンプに繋ぐ場合は「AMP」にする。
「AMP」の場合キャビネットチューニングモードでは繋ぐアンプのタイプを選択する。
キャビネットチューニングモードに入るには「SAVE」ボタンを押しながら電源を入れる。
「▲」「▼」ボタンで繋ぐアンプの種類を選ぶ。
A:アンプに接続・密閉型キャビネット
B:アンプに接続・開放型キャビネット
C:ヘッドに接続・開放型キャビネット
D:ヘッドに接続・密閉型キャビネット
選択をしたら「SAVE」ボタンを押す。

2、「▲」「▼」ボタンで設定を選ぶ

1Aから9Dまで36の設定が記録されている。
このボタンのみで全てのパラメータを切り替えることができる。
中に気に入った設定があるのであれば、以降の設定は要らない。

3、AMP MODELSを選択する

シュミレートするアンプモデルを選択する。
「TAP」ボタンを押しながらの選択を含め32種類の選択が可能。
わかりにくくなるのでエフェクトはきつくかけない。
「MANUAL」ボタンが点滅していなければ、
各モデルを選択することでほとんどのパラメーターが、
各モデルの基本的な設定に自動的に切り替わる。
自動的に切り替わるものの主なものは以下のよう、

アンプモデル
キャビネットモデル
ドライブ/ドライブ2
ベース/ミドル/トレブル
チャンネルボリューム
ドライブブースト/ボリュームブースト
プレゼンス/ノイズゲート

アンプモデルを決めたら以降はこのノブには触らないこと。

たとえば、実際にアンプモデルを選んでみる。

まずエフェクトを切る。
EFFECTSを「BYPASS」に設定する。
もともと「BYPASS」の場合は他の設定にしてから再度「BYPASS」を設定。
REVERBSを左いっぱいに回す。
TAPボタンを押しながらBASSを左いっぱいに回す。

アンプモデルの主要なものをレビューしてみる。

TUBE PREAMP:アンプを通さない ダイレクトボックスとして使える
LINE 6 CLEAN:歪みの無い音
LINE 6 CRUNCH:ほどよく歪んだ音
LINE 6 DRIVE:強い歪みの音 歪みすぎ?
LINE 6 LAYER:軽く歪んだ音
SMALL TWEED:古めの個性的な音 キンキンしない良い音
TWEED BLUES:SMALL TWEEDの音を太くした感じ
BLACK PANEL:TWEED BLUESより落ち着いた感じ
MODERN CLASS A:BLACK PANELの低音を抑えて高音を強調した感じ
BRIT CLASS A:MODERN CLASS Aよりすっきりした音
BRIT BLUES:BRIT CLASS Aに似ている 高音がキンキンする
BRIT CLASSIC:BRIT BLUESと似た音
BRIT HI GAIN:BRIT BLUESを強く歪ませた音
RECTIFIED:メタルなど派手にギターを弾きたい人に
MODERN HIGAIN:メタルなど派手にギターを弾きたい人に
FAZZ BOX:潰れた独特の音

TAP+TUBE PREAMP:引っかかりが無く歪みの無い綺麗な音
TAP+BLACK PANEL:歪みの少ないしっかりした音

音の種類で分けると、

クリーンな音なら、
LINE 6 CLEANかTAP+TUBE PREAMP

歪み方で選ぶなら
LINE 6シリーズから選ぶ

通常のギターサウンドであれば
SMALL TWEEDからBRIT HI GAINまでで選ぶ
左から右にいくにつれ派手な感じになる

派手なギターサウンドであれば
RECTIFIEDかMODERN HIGAIN

4、OUTPUT LEVELの設定

このノブのみはいかなる場合も純粋に見た目がパラメーターとなります。
POD2として出力される最終的な音量を設定します。
(シュミレートするアンプのボリュームCHAN VOLと異なる。)
最大に設定することでパフォーマンスは最高となります。
普通は最大にしておきます。

5、エフェクト以外のノブの設定

この項目はシュミレートされたアンプによるものなので、
選択したアンプによってかかり方が異なります。

DRIVE:歪みの設定
BASS:低域のイコライズ
MIDDLE:中域のイコライズ
TREBLE:高域のイコライズ
CHAN VOL:アンプのボリューム

「TAP」ボタンを押すと次のように入れ替わります。

DRIVE BOOST:ディストーションのオン、オフ
DELAY FEEDBACK:ディレイの回数
DELAY LEVEL:ディレイのレベル
PRESENCE:低域に豊かさを出すスイッチのオン、オフ
VOLUME BOOST:ボリュームブーストのオン、オフ

6、エフェクトのノブの設定

エフェクトに関しても各アンプモデルに最適になるそうです。
各アンプによってエフェクトのかかりやすさが異なることがあります。

REVERB:リバーブの設定
EFFECT TWEAK:各エフェクトのパラメータ
EFFECTS:エフェクトの種類

EFFECT TWEAKはエフェクトの強度と思っておけば良い。
エフェクトをかけない場合はBYPASSを選択。
「TAP」ボタンを押すと次のように入れ替わります。

REVERB DECAY:リバーブの残響
EFFECT SPEED:エフェクトスピード
CAB SELECT:アンプのキャビネットの設定

エフェクトスピードは「TAP」を2回押すことでも変更可能です。
キャビネットはアンプを選んだ時点で最適なものが自動で選ばれますが、
あえて変えたいというときは変更が可能です。

7、設定の記録

「SAVE」ボタンを1回押し、
5秒以内に「▲」「▼」ボタンを押す。
「▲」「▼」で保存したい場所を選んだら、
もう一度「SAVE」ボタンを押して記録する。

8、MIDIの使い方

「MIDI」ボタンを押すとディスプレイの表示が1〜16の選択になります。
これでチャンネルを設定したら再度「MIDI」ボタンを押します。
この状態でMIDIメッセージを転送したり、MIDIメッセージの受信が行えます。
MIDIメッセージのデータはマニュアルにあります。
MIDIメッセージで無いと設定できないパラメータというのもあります。

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