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 Android メモ

0、はじめに

Android は携帯端末などで使用されているOSです。
開発言語は java が使用できます。
SDKは無料で入手することができます。
画面やボタンでの入出力以外に携帯端末の機能を利用できることが特徴です。
NDKは開発言語に C/C++ を使用することができます。
バージョンによってできることが大きく異なります。
このページのNDKのサンプルは Android 2.3 以降でなければ動作しません。

1、必要なもの

Android 用のSDK(無償)が必要になります。
エミュレーターが付属していますので端末本体が無くても開発可能です。
ただし、端末でテストしないと端末機能の動作確認は完全ではありません。
端末への転送はUSBケーブルをはじめ無線での転送も可能です。
開発環境として Eclipse が利用できますが必須ではありません。

また、NDKでの開発には別途開発環境が必要です。
Android 用のNDK(無償)が必要になります。
また、Winsowsでの開発には Cygwin が必要です。

2、開発環境の準備(SDK)

Eclipse は使用しません。

A、SDK を入手する。
B、android-sdk-windows を適当な場所に展開。
C、SDK Manager で必要項目をインストール。
D、AVD Manager でエミュレーターの設定をする。
E、android-sdk-windows\tools にパスを通す。
F、android-sdk-windows\platform-tools にパスを通す。
G、コマンド android list targets で ID を調べる。
H、以下のコマンドでプロジェクトを作成する。

android create project 
   --target 1
   --name HelloWorld
   --path D:/android/project/HelloWorld
   --activity HelloWorld
   --package com.android.example

I、apache-ant をインストールする。
J、apache-ant\bin にパスを通す。
K、プロジェクトのディレクトリで ant debug とする。
L、成功すればプロジェクトの bin に実行ファイル .apk が作成される。
M、コマンド emulator -avd Dで作成した名前 としてエミュレーターを起動。
N、エミュレーターの起動は数分かかるので待つ。
O、adb install ファイル.apk としてインストール。
P、エミュレーターから起動。

3、端末への転送

A、「設定」→「アプリ」で提供元不明のアプリを許可
B、「設定」→「アプリ」→「開発」でUSBデバッグを有効に
C、adb devices でUSB接続でデバイスが認識されているか確認
D、adb install -r HelloWorld-debug.apk にて転送。

4、開発環境の準備(NDK)

A、NDK を入手する。
B、android-ndk-r7c を適当な場所に展開(r7c は場合ごとに書き換える)。
C、Cygwin で gcc C/C++ と make をインストール。
D、Cygwin の .bashrc に以下の2行を追加する。

export ANDROID_NDK_ROOT=C:/android-ndk-r7c
export PATH=$PATH:/cygdrive/c/android-ndk-r7c

※ この場合、cygwin でのルートが /cygdrive になる。

E、AndroidManifest.xml と Android.mk で設定を調整。
F、cygwin でプロジェクへ移動 ndk-build でビルド。
G、ant debug もしくは (ant release) で apk を作成。
H、adb install でSDKと同じように実行。

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